NFTとゴールドラッシュ
こんにちは。
とさかにごはんです。
NFTに関して「0」から学んでいます。
NFTは「Non-fungible token」の略で代替できない、ブロックチェーン上で発行される証票(トークン)のことを言います。いわゆる「著作権」ではありません。
昨年、北斗の拳の名シーンを集めたNFTが即日完売されるなど話題になり、マーケットプレースであるOpenSeaの登録者数も日々増加傾向です。
徐々に、NFTの普及が進んでいますね。
第1回目はNFTは儲かるか?という視点です。
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ゴールドラッシュで儲かったのは誰か?
ゴールドラッシュの教訓
「ゴールドラッシュで真に儲かったのは金を掘りに来たプレーヤーではなく、プレーヤーに様々な物資を供給したサプライヤーである。」
プレーヤーは物資を調達して、鉱山に入り、運よく金を掘り当てられれば巨万の富を手にすることができます。しかし、金鉱を掘り当てられるかはわかりません。
さらに、鉱山の崩落などにより時に命を失うこともあります。
また、発掘した金をコストに見合った単価で売れない場合は損失を被ってしまいます。
しかし、サプライヤーはプレーヤーがいて需要がある限りは商品をとことん売ることができます。
ビジネスモデルとして利益と損失をコントロールできていれば確実に儲けることができました。
ゴールドラッシュの真の勝者は金脈によって来るプレーヤーに対して価値を提供する側、デニムを売っていたリーバイスやスコップを売っていた人達と言われています。
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現代のゴールドラッシュで注意する点
現代においてもこれは真理であると思いますが、サプライヤーの参入障壁は低くなっていると考えられるので、サプライヤーは競合リスクを受け入れなければなりません。
これは仮想通貨にも言えており、サプライヤーであるマイニング銘柄は高騰しました。競合が増え、コロナショック後の電気料金の高騰で下落傾向です。
NFTが最近過熱しておりますが、NFTの売買で利益を得たいと考えている方は注意が必要です。
- アート(作品)自体に価値はない。付属するトークンにより価値がでる。
- ガス代がかかる(金鉱の入山料金あるいは金の売買手数料みたいなもの)。
- 仮想通貨の変動の影響を受ける
- 入手したNFTの利用手段が確立されていない。
- NFTには未だある程度の知名度しかない。
ゴールドラッシュと異なる点は、
- 良い意味で、その辺の石ころにも価値が生まれる可能性がある。
- 逆に、注目されなくなれば価値(値段)が下がる
- ただ穴を掘っているのは楽しくないが、作品制作は楽しい!
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現時点での投資方針 ~作品を作るのは楽しい~
したがって、将来の値上がりを狙ってNFTを直接購入するよりは、
NFTのサプライヤーに投資するのがよいのではないでしょうか?ただし、競合リスクは受け入れる必要があります。
ただ、多少なりともイラストを作成する身としては自分のデジタル作品に唯一無二の証明ができることは大変魅力を感じます。
作品制作は夢中になれる趣味と思います。(ガス代を賄えるとは限りません)
NFTは今後も少しずつ見ていこうと思います!
読んでいただきありがとうございました!